S造の耐用年数は50年?!建築するメリットから評判まで紹介

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「S造の耐用年数ってどれくらい?」
「S造で住宅を建てるメリットを知りたい!」

住宅建築を検討されている方の中には、上記のような疑問や悩みを抱えている方もいらっしゃるでしょう。

他の構造と比較しても建築コストが抑えられるS造に魅力を感じているからこそ、構造への理解を深めたいはず。

そこで今回は、S造の耐用年数について紹介し、住宅を建築するメリット3選から評判まで解説していきます。

この記事を読めば、S造ついて理解できあなたが建築するべき構造か判断できるようになります。

また、S造ついてさらに詳しく知りたい方は以下の記事も合わせて見て下さい。

目次

【結論】S造の耐用年数は50年以上

S造の耐用年数を理解する上では、建物が耐えられる年数と税制上の定めとしての2つの年数を把握しておきましょう。

まずS造で建てた住宅の耐用年数は、メンテナンス状況や立地によって大きく異なりますが50年〜60年は持つと言われています。

骨組みだけであれば100年以上使える場合もあるため、適切なメンテナンスを心掛けましょう。

鉄骨は錆やすいというデメリットがあるため、錆対策などをしっかり行い老朽化を防いでください。

また、S造の法定耐用年数は34年になります。新築で購入した住宅であれば、34年かけて減価償却でき経費として計上できます。

ただし、法定耐用年数とは減価償却年数を定めたものであり、建物の寿命とは関係ないので勘違いしないようにしましょう。

S造で施設・住宅を建築するメリット3選

S造の耐用年数について理解できたところで、建築するメリットも押さえておきましょう。

S造で施設・住宅を建築するメリットは以下の3つです。

  • 木造よりも耐震性に優れている
  • 品質が安定している
  • RC造やSRC造よりも建築費を抑えられる

各メリットについて以下で詳しく解説していきます。

木造よりも耐震性に優れている

木造の建物よりも法定耐用年数が短いS造ですが、耐震性は優れています。鉄骨を使用するため木造よりも重量があり、激しい揺れにも耐えられます。

仮に大きな地震が発生した場合でも、鉄骨が折れるリスクも低く住宅倒壊を防げます。

地震大国日本だからこそ、住宅の耐震性を重視する方にとっては大きなメリットといえるでしょう。

また、木造建築についても詳しく知りたい方は以下の記事も合わせてみてください。

品質が安定している

S造は木造に比べて品質が安定しているメリットがあります。なぜなら、S造はコンピューターを用いて材料の生産から組み立てを行うためです。

職人の手に委ねる部分が多い木造は品質にムラがありますが、コンピューターを使用するS造であれば、安定した高品質な生産・組み立てができます。

長く快適な暮らしを実現する上で、住宅の品質を重視する方にとっては大きなメリットといえるでしょう。

RC造やSRC造よりも建築費を抑えられる

S造はRC造(鉄筋コンクリート造)やSRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)と比較しても建築コストを安く抑えられます。

1㎡当たりの工事費用は以下の通りです。

スクロールできます
住宅構造1㎡当たりの工事費用(全国平均)
木造(W造)17万3000円
鉄骨造(S造)25万6000円
鉄筋コンクリート造(RC造)26万5000円
鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)28万4000円
出典元:地域別・構造別の工事費用表(1m2当たり)令和4年分用(国税庁)

昨今、コロナウィルスの影響で木材も高騰しているため、S造との費用差も縮まってくるでしょう。

最低限の住宅耐久性を維持しながら建築費を少しでも抑えたい方にとっておすすめな構造です。

また、S造と他の構造との違いについて詳しく知りたい方は、以下の記事も合わせてみてください。

【実態暴露】S造の耐用年数に対する評判3選

S造のメリットを理解したところで、耐用年数に関する口コミ・評判について紹介していきます。

以下3つの口コミ・評判を紹介するので、善し悪しを判断する参考にしてください。

  • 耐用年数超えた構造物は修繕や建替えが必要とされる
  • RCかS造が望ましい
  • 耐用年数は鋼材の厚みによって異なります

それぞれの口コミ・評判を見ていきましょう。

耐用年数超えた構造物は修繕や建替えが必要とされる

建築物の耐用年数 RC造-50年 S造-38年 木造-24年 耐用年数超えた構造物は修繕や建替えが必要とされる 橋やトンネル等のインフラ関係も同様の年数が適用? 調査や修繕計画等の施策、実施は国交省が出してるんですかね? それとも各自治体毎?

引用元:Twitter(@wegner122)

RCかS造が望ましい

耐用年数 借入可能年数

・RC 47年 35年~40年

・S造 34年 34年~40年

・ 軽鉄 27年 27年~30年

・ 木造 22年 22年~30年

耐用年数を超えて融資を引いた場合、延長した分が不良債権扱いとなる。

新築不動産投資は30年以上融資が引けないと手残りが少ないのでRCかS造が望ましい。

引用元:Twitter(@BIT617620)

耐用年数は鋼材の厚みによって異なります

重量鉄骨と鉄骨造(S造)の建物は、 国税庁では、建物の耐用年数を定めています その年数は鋼材の厚みによって異なり、 以下のようになっています。

・ 4mm以上:34年

・3~4mm:27年

・3mm未満:19年 (国税庁の区分では、4mm以上が重量鉄骨、4mm未満が軽量鉄骨)

減価償却上全く違いますので確認下さい。

引用元:Twitter(@choco92423389)

S造で住宅・施設を建築する際は結露対策しよう

ここまで読まれてきた方の中には、「S造で住宅を建築したい!」と前向きに検討されている方もいるでしょう。

そこで、S造で住宅・施設を建築する際は結露対策をしっかり行うことをおすすめします。

結露とは、暖かい空気が冷たい空気に触れることで水滴が発生しガラスなどの表面につく現象です。

温度調整が難しいS造では、熱の移動が激しいため結露が特に発生しやすくなります。発生した結露を放置するとカビの原因になるのです。

カビが大量に発生すると、最悪の場合健康被害や住宅リフォームの必要性が出てきてしまうため、こまめな掃除や空気の入れ替えが重要になります。

調理時やお風呂上がりの時は、特に室内の湿度が高くなるため注意しましょう。

まとめ

今回は、S造の耐用年数について解説させていただきました。

各構造にメリット・デメリットがあるからこそ、特性を理解した上で建築するべき工法を判断するといいでしょう。

S造で施設・住宅を建築するメリットは以下の3つです。

  • 木造よりも耐震性に優れている
  • 品質が安定している
  • RC造やSRC造よりも建築費を抑えられる

今回の記事を参考に、あなたの住宅建築の一助を担えたら幸いです。

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