RC造とは?概要やメリット、デメリット評判も紹介

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RC造とは

「RC造ってなに?」
「RC造のメリットやデメリットは?」

住宅業界ではよく使われるRC造。住宅業界で働いていない人からすると、RC造と言われても一概にわからないはず。RC造は『Reinforced Concrete』の略称で、鉄筋とコンクリートで作成する工法のことを指します。

今回はRC造とはそもそも何か、メリットやデメリットを紹介していきます。実際にRC造の住宅に住んでいる人の声も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

目次

RC造とは

冒頭でも説明しましたが、RC造とは主要構造部を鉄筋のコンクリートで構築する建物の構造です。鉄筋とコンクリートで形成するため比較的自由に設計ができます。RC造は耐久性や耐震性に優れている工法です。

マンションの工法などではRC造でできている住宅が多くあります。木造とは異なり、万が一火災が発生したとしても住宅の構造部分までが燃える心配がないため、火災にも強いのが特徴です。

RC造のメリット3選

RC造のメリットは以下の3つです。

  • 耐火性・耐震性が高い
  • メンテナンス性が高い
  • デザイン性が高い

それぞれわかりやすく解説していきます。

耐火性・耐震性が高い

RC造のメリット1つ目は、耐火性や耐震性が高いことです。先程も解説しましたが、RC造は鉄筋とコンクリートでできているため、耐火性に優れています。なぜなら不燃材料だからです。

また、耐震性も極めて高い建築工法です。大きな災害が起こったとしても、耐火性と耐震性が高いからこそ、長く住み続けることができ安心して暮らせます。

メンテナンス性が高い

RC造のメリット2つ目としては、メンテナンス性の高さです。木造住宅の場合、定期的にメンテナンスを行う必要があります。住宅の木が腐ってしまうといったリスクがあるからです。

ただし、RC造に関しては補修材で一部簡単にメンテナンスが可能です。地震や経年劣化によりひび割れが発生する可能性がありますが、一部補修で解決できるため、メンテナンス性の高さはRC造のメリットといえるでしょう。

デザイン性が高い

RC造のメリット3つ目は、デザイン性の高さです。鉄筋コンクリート、打ちっぱなしのマンションをおしゃれと感じる方が多いのではないでしょうか。鉄筋とコンクリートで構造を作るため、強度さえ担保できるのであれば、デザインを自由に作成できます。

例えば、住宅の柱をなくして空間を創出したり、コンクリートの打ちっぱなしにすることで、おしゃれなデザインも可能です。デザイン性を高くできるのもRC造のメリットです。

RC造のデメリット3選

RC造のメリットを紹介しましたが、もちろんデメリットもあります。RC造のデメリットは以下の3つです。

  • 建設に時間がかかる
  • コストがかかる
  • 地盤補強の必要性

上記3つについてわかりやすく解説していきます。

建設に時間がかかる

RC造デメリットの1つ目は、建設に時間がかかることです。木造住宅(W造)に比べると、コンクリートの養生期間をはじめ、打設などが発生するため施工期間に時間を要します。

建設中に雨や雪などが降ることで施工期間に遅れが出てしまうこともあります。天候に左右されるのもデメリットの一つです。そのため、RC造で住宅を検討している人は、天候に左右されたり、建設期間が伸びることを考慮した施工期間を考えるようにするのがいいでしょう。

コストがかかる

RC造のデメリット2つ目は、コストがかかることです。上記で解説した建設期間を要するため、その分コストが発生します。施工期間がかかるということは、その分の人件費が発生します。

また、材料の種類が増えたりすると施工工程が複雑になる可能性があり、費用が膨らみます。したがって、コストがかかるのは最大のデメリットと言えるでしょう。

地盤補強の必要性

RC造のデメリット3つ目は、地盤補強の必要性がある点です。RC造は重量の重い建物になります。木造住宅に比べると総重量には圧倒的な違いがあります。

W造の地盤を補強しなくて良いわけではないですが、W造と比べるとRC造は地盤を強固にしなければなりません。強固にしなければ建物が傾くリスクがあります。

そのため、あなたが建てたいと思う土地、エリアの地盤調査を行った上でRC造を建築できるのかどうか判断するといいでしょう。

RC造に関する評判3選

RC造の概要、メリット、デメリットが理解した上で、実際にRC造の口コミや評判を見ていきましょう。

RC造物件のメリット5つ

・上に高く建てれるため部屋数を確保できる

・家賃を多少高く設定できる

・防音、耐震、耐火性能が高い

・間取りの自由度が高い

・資産価値が落ちにくい

引用元:Twitter(@fudousan_hero)

これから家を建築される方へ

1️⃣木造のメリット
比較的安め
高性能住宅作りやすい
防火地域において制限がある

2️⃣鉄骨造・RC造のメリット
安心安全
高層建築物
狭小地OK
防火地域OK

住宅展示場に行く際
参考にして下さい。

引用元:Twitter(@kokoa43279111)

●鉄筋コンクリート造(RC造)のデメリット2
・夏は暑く冬は寒くなりがち。(コンクリが日差しによって蓄熱されて熱さがコンクリから輻射され室内に熱が蓄積されるから暑くなる)
・ひび割れしやすいので水漏れが多い。
・型枠大工の力量で外観の見た目が決まる。

引用元:Twitter(@1morimocchannel)

RC造は季節によって過ごしにくさがあります。夏は暑く冬は寒いのでエリアによってはRC造での建築は過ごしにくくなるでしょう。またコストも高くやすいので、施設建設、住宅どちらも予算を踏まえて判断するのをおすすめします。

RC造と他の構造の違い

最後にRC造と他の構造の違いについて解説していきます。S造(鉄骨造)とSRC造(鉄筋鉄骨コンクリート造)W造(木造)それぞれにおいて、違いを解説していきます。

S造(鉄骨造)

S造とは主要構造部分を鉄骨で構築する建物構造です。S造には2種類が存在し、暑さ6mm未満の鉄骨材を使用する『軽量鉄骨造』と厚さ6mm以上の鉄骨材を使用する『重量鉄骨造』の2種類があります。

S造は基本的にビルやマンション、アパートなど大きい建物用いられる建物の構造です。

SRC造(鉄筋鉄骨コンクリート造)

SRC造(鉄筋鉄骨コンクリート造)とは、鉄骨鉄筋コンクリート造のことを言います。RC造は鉄筋コンクリート造であり、S造が主要部分を鉄骨で構築する建物の構造です。したがって、RC造とS造を組み合わせた工法がSRC造となります。

以前はSRC造が一番耐震性が高いと言われていましたが、技術の進歩によりSRC造でもRC造、S造でもそこまで大きな耐震性の違いはありません。また、SRC造は建築コストが非常に高くなりますので、物件の月々コストが高くなることを理解しておきましょう。

W造(木造)

W造は、日本の寺や家屋などで馴染みの高い建物であれば、木造の建物を言います。主要構造部分に木材を使用するため、日本の気候に適している工法です。木造の建物は建築コストを比較的抑えることができ、短期間での建設が可能です。

ただし、空気が乾燥する冬は室内に溜まった水分を放出することで、湿度を保てます。

まとめ

今回はRC造について解説してきました。RC造は主要構造部を鉄筋のコンクリートで構築する建物の構造のことを言います。メリットとしてはデザイン性の高さやメンテナンスの良さがあります。しかし、デメリットもあります。

期間やコストがかかったりするのがRC造のデメリット。大きな建物だとその分コストも膨らむので予算を踏まえた上で判断できるといいでしょう。

本記事がRC造についてより理解を深めたい人の役に立ちましたら幸いです。

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