「軒の深い家を建てたい」
「軒の深い家に憧れているけどよく理解できていない」
本記事を読んでいる方には、上記のような悩みを抱えている方もいるでしょう。軒の深い家は重厚感や高級感があり憧れを抱く方も多いはずです。しかし、軒の深い家を建てるデメリットをよく理解せずに建ててしまうと、
「家の中が暗い」
「予算オーバーしてしまった」
と後悔する家になってしまいます。
上記のようにならないために、本記事では軒の深い家を建てるメリット・デメリットと軒の深い家を検討する際のポイントを詳しく解説します。おすすめの住宅会社も紹介していますので、軒の深い家を検討中の方はぜひ参考にしてみてください。
軒の深い家とは
軒の深い家とは、建物の外壁より出っぱっている屋根がある家のことをいいます。軒の役割は屋根の上を流れてきた雨水が外壁にかからないようにしたり、窓から入る日差しをカットすることです。
昔は、外壁に雨がかかることによる汚れや老化を防ぐために軒を設けていた住宅も多くあります。しかし最近では、雨や日光に当たることで汚れを洗い流してくれたり、汚れがつきにくい外壁材が普及しているため、外観を重視して軒を設置するケースも増えてきました。
軒を設置する場合は、メリットとデメリットをしっかりと理解することで後悔しない家づくりができるでしょう。
軒の深い家を建てる3つのメリット
ここでは軒の深い家を建てる3つのメリットについて紹介します。
それぞれ詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
夏は涼しく冬は暖かい室内が実現できる
軒の深い家を建てるメリットは、夏は涼しく冬は暖かい室内が実現できることです。夏の太陽は上昇角度が高く日中はほぼ真上から室内に陽が差し込みます。そのため、軒を深くすることで真上からの日差しを防ぐことが可能です。
また、冬場は太陽の高度が低く軒があっても太陽の熱を室内に取り込めます。室内に日差しが入ってきて心地良い空間となるでしょう。
しかし、夏は涼しく冬は暖かい室内を実現するためには、設計の段階で緻密(ちみつ)な日射角度の計算が必要となってきます。軒の深い家を検討している方は、依頼する住宅会社の担当者と入念に打ち合わせをしましょう。
住宅の寿命を伸ばせる
続いてのメリットは住宅の寿命を伸ばせることです。軒には雨水や紫外線から家の外壁や窓を守る役割があります。
紫外線があたることで外壁の塗装が劣化し、ヒビが発生。その部分から雨水が侵入すると雨漏りや構造材の腐食につながる可能性があります。
万が一、構造部が雨水によって劣化してしまうと、どんなに耐震性のある住宅でも災害時に被害を受けるリスクが高まるため注意が必要です。軒を深くしておくことで外壁を雨や紫外線から守り、住宅の健康な状態を維持できるでしょう。
軒下空間を楽しめる
3つ目のメリットは軒下空間を楽しめることです。軒下にウッドデッキを設置すれば晴れの日も雨の日も気にせず遊べますし、涼んだり月を眺めたりするなど子供から大人まで楽しめます。
さらに、軒下にバルコニーを設置すれば雨の日でも関係なく洗濯物が干せるなど、雨を凌げる貴重な空間づくりが可能です。工夫次第で家族がゆったり過ごせる憩いの場となるでしょう。
軒の深い家を建てる3つのデメリット
ここでは、軒の深い家を建てる3つのデメリットについて紹介します。
デメリットを理解しておくことで後悔しない家づくりができるでしょう。軒の深い家を検討中の方はぜひ参考にしてみてください。
床面積に影響がある
1つ目のデメリットは床面積に影響があることです。軒が1メートル以上ある場合、建築面積に算入されてしまいます。軒を深くすればするほど、居住スペースとなる室内の床面積が減ってしまうため注意が必要です。
最近では、高さ制限や北側斜線制限が設けられている土地に家を建てるケースが多く、さまざまな制限の中で建築することになります。
軒の深さを優先するあまり、居住スペースが狭くなってしまうと住み心地の悪い家になってしまうでしょう。まずは、家族で必要な居住スペースをきちんと確保した上で軒の深さを決めることをおすすめします。
室内が暗くなる
2つ目のデメリットは部屋が暗くなりやすいことです。軒が深くなればなるほど、夏の日差しや雨は防げますが、逆に光も届きにくくなってしまいます。
そのため、軒の長さはバランスを考えて設計すると良いでしょう。家を建てる地域によって日差しの角度や日照時間は変わってきます。家を建てる地域の風土をきちんと理解している住宅会社に依頼すると安心です。
軒を設置しつつ、室内の明るさを確保する設計を提案してくれるでしょう。
建築費用が高くなる
3つ目のデメリットは建築費用が高くなることです。軒が深くなるほど建築面積が増えるだけでなく、使用する建材の量、軒を強くするための梁や柱が必要になり施工費が増えます。
そのため、軒のない家に比べると建築費用が高くなるでしょう。また、軒を設置するには初期費用だけがかかるわけではありません。
通常の住宅メンテナンスに加えて、屋根の再塗装や軒天の修繕などにも費用がかかります。軒がない家よりも初期費用とメンテナンス費用が高くなることを理解した上で設置するようにしましょう。
軒の深い家を検討する際のポイント
実際に軒を設置するべきか迷っている方も多いはずです。以下4つのポイントにあてはまる場合は、軒の深い家を選ぶと良いでしょう。
- バルコニー上に屋根がほしい
- 重厚感、高級感のある外観にしたい
- 夏場の日差しを取り込まないようにしたい
- 外壁を長持ちさせたい
軒の深さは建てる家の構造や機能、デザインなどとのバランスも重要になってきます。依頼する建設会社と相談した上で決めるようにしましょう。
軒の深い家を建てるなら片桐建設がおすすめ
項目 | 概要 |
---|---|
会社名 | 株式会社片桐建設(アイフルホーム) |
本社住所 | 長野県伊那市福島1471 |
電話番号 | 0265-78-7181 |
創業 | 1970年 |
株式会社片桐建設は1970年に創業された建設会社です。創業から50年以上にわたり、木造建築の専門家として家づくりに携わってきました。長野県に本社を構え、計8店舗10営業所があります。
片桐建設は個人住宅から施設設計まで幅広く対応しており、数々の実績を残してきました。長年培ったノウハウと技術を活かし2014年にはカンボジアの小学校建設も竣工しています。
片桐建設の特徴
創業より木造建築にこだわってきた片桐建設は、木のぬくもりを感じる高品質な家づくりが特徴です。自社の加工工場で精査された品質のいい木材のみを使用し、熟練の職人たちによる技術で災害にも強い家が実現できます。
さらにCLT工法を採用しているため、デザインの自由度も高く個性を活かした家づくりができるでしょう。また、家事がしやすい動線や収納設計も得意としており、他社では断られるような要望も長年のノウハウと技術力で対応してくれます。
片桐建設の施工事例
玄関からリビング、サンルームに続くウッドデッキが印象的な住宅です。軒天井の角度を平行にすることで、夏の日差しはカットし冬の日差しを取り込めるようにしました。
キッチン上に位置するマルチスペースには大きめの窓を設置したため、家全体が明るく広々とした空間となっています。
まとめ
本記事では、軒の深い家を建てるメリットやデメリット、ポイントなどを詳しく解説しました。軒の深い家は外観もかっこよく憧れる方も多いでしょう。
夏は涼しく冬は暖かい室内環境がつくれたり、住宅の寿命が伸ばせるなどメリットがたくさんあります。しかし、外観やメリットだけを考えて軒を深くしてしまうと住み始めてから後悔するケースも少なくありません。
軒の深い家を検討している方は、デメリットや軒の深い家を検討する際のポイントをしっかりと理解した上で信頼できる住宅会社に依頼するようにしましょう。今回おすすめしている片桐建設は、木造建築の専門家として家づくりに携わってきました。長年培ったノウハウと技術を活かし最高の住宅を提供してくれます。
軒の深い家に興味がある方はぜひ一度、片桐建設に相談してみてください。本記事が少しでも家づくりの参考になれば幸いです。